読書録:あなたの言葉を
こんにちは。
「あなたの言葉を」という本を読みました。
小説家である辻村深月さんのエッセイです。
内容は、辻村さんが自身の体験や読者からの手紙を通して
感じた気持ちを言葉で表現する、そのプロセスが丁寧に描かれています。
確かにそうだよなあと思ったのは、
感じた気持ちをすぐに言葉で表現できるかというとそうではないこと。
簡単なようで難しいなあと思います。
気持ちにぴたっと合う言葉ってなかなか見つからないなあと。
あと、「なぜこう感じなかったのだろう」と感じなかった気持ちに
スポットライトを当ててみませんかというニュアンスの文章がありました。
感じた気持ちが全てではなくて、感じなかった(感じられなかった)気持ちも
大切なことってあるなと思いました。
そんなことを考えながら、
あれ私は普段どう気持ちを表現しているんだっけ?と振り返ってみると、
日常の会話では自分の気持ちに目を向けるって意外に少ないと思いました。
熟考するよりもりテンポが優先というか、喜怒哀楽を感じてはいるけれども、
ぱぱっと割り切るというか。
日常でいつも自分の気持ちに目を向けていたら疲れてしまうかもしれませんね。
浅さや軽さが心地良いという時もあります。
一方で「なぜこう感じたのか」と思いを巡らせると発見があることも。
これが悲しくて怒っていたんだ!とか、疲れていただけだな~とか。
そしてそういうことかと腑に落ちると感情のおさまりが良かったりもします。
(どうにもこうにもおさまりません!という時もありますが)
思いの巡らし方って「軽く浅く」あれば「重く深く」もあるんだなと思います。
どちらがいいということではないですが。
きっとその人に合うちょうどいい浅さ・深さがあるのかなと思いました。
上妻
(🍀)
こんにちは。
先日、水族館に行きました。
水族館、好きなんですよね。
水槽の中を悠々と泳いでいる姿を見ると癒されます。
いいな~と思うことも。(水泳苦手なので……)
でも本来なら広大な海を泳いでいるはずだから、
それに比べたらどんなに大きい水槽だって狭いよな~
それってどうなのかな~
でも命の危険はないのか……と思ったりもします。
いずれにせよこの癒しの空間をくれることに感謝ですね。
あと地域によって魚の色の彩度が違うのもおもしろいなあと。
暖かい地域の魚たちの華やかさといったらすごいです。
え、この色とこの色が組み合わさる?
えぇ、こんな幾何学的な模様の魚がいるの?と毎回不思議に思います。
寒い地域の魚たちはしんとしていますが、
きらっきらの銀色の魚がいたりこんなに大きい蟹がいるんだ!と思ったり。
静かにマイペースに過ごしている様子もいいなと思いますね。
水族館に行くと気持ちがぱあっとなります。
上妻
(🍀)
こんにちは。
前回に続いて植物のお話です。
半年くらい前から虹の玉という多肉植物を育てています。
土がカラカラになったら水をあげて…を繰り返してきたのですが、
以前と比べると、かなり育っている…!
背が高くなって葉(?)もぷりっと張りがでてきて、何より増えてる…!
嬉しい驚きでした。
そして最近は茎のあたりからひょろひょろっとした根っこが。
調べてみると「気根」と言い、空気中の水分を求めて生えてくるそうです。
植物って強いですね。
そんなこんなで「なんか植物を育てるの楽しいかも」と思い、
プランター栽培を始めてみました。
これもまた種を蒔いて気付いた時に水をあげて…の繰り返しなのですが、
朝見たら…芽が出てきているー!
心の中で静かに感動しました。
これからどんどん暖かく(すでに暑いですが)なってくるので成長が楽しみです。
ちなみに、病院の桜は満開になっていました!🌸
上妻
(🍀)
こんにちは。
今朝のテレビでおもしろいことを知りました。
今年は桜の開花が遅いようですが、その原因はなんと暖冬とのこと。
私は今年は暖かかったから桜も早く咲くのだろうな~と思っていたのですが、
暖かいから育ちが早いという単純なものではないようです。
なんと桜の木は冬の厳しい寒さで目を覚まして花を咲かすぞ!
とスイッチを入れて花を咲かせる準備をするとか。
今年は暖冬の為スイッチが入らず、木によっては咲いたり咲かなかったり
まばらになる木があるかもしれないようです。
桜にも個性があるのだなと思うと、桜の見方が一つ増えそうです。
病院の中庭にある桜はどうでしょう。開花が楽しみです。
上妻
(🍀)
こんにちは。
週半ばの暖かさとは打って変わって、急に寒くなりましたね。
今日はお昼ごろは雪がちらちらと降っていて驚きました。
三寒四温とは言いますが、今年は激しいですね!
暖かくなるとあれしようかな、これしようかなと活動的になり
寒くなると今日は暖かくして早く寝ようと思ったりして(冬眠?)、
自分のことながら人って環境の影響を受けるのだなとしみじみ思いました。
今年は寒暖差が激しいからか、特にそう感じます。
寒いと朝起きるのは辛いし車のガラスが凍っているしで嫌になりますが、
それだけではなく暖かいお茶を飲んだり暖かい部屋に入るとホッとします。
これは冬ならではで、冬にもいいところあるじゃんと思いました。
そして春は待ち遠しいのですが花粉はほどほどにと心から思っています!
何事も良いところもあればそうでないところもあるんだよ、という事ですかね。
とは言え特に花粉は嫌だ!という気持ちはそうそうに変わらなさそうです。
花粉症の方、来るシーズンに向けて備えましょうね!
上妻
(🍀)
はじめまして。高萩それいゆ病院、カウンセリングルームの上妻と申します。
これからブログを書いてみることにしました。
今年は年始から大変なことが起こってしまいました。
知ることも大切と思いつつ、日々増える死者数や遺族の方々の想いを知るとなんとも言えない気持ちになります。
私にできることはあるのかなとぼんやり考えてしまいますが、
そのなかで「自分を大切にできる人が他人を大切にできる」という言葉を思い出しました。
そこから考えてみると…まずは自分の生活を大切に、そして募金等できることしていこうかなと。
非常時の備蓄や避難グッズ、避難場所の確認も巡り巡って自分や他人を大切にすることに繋がるかもしれません。
またこの時期は連休明けや寒暖差によって体が疲れやすい時期です。
疲れやすさの出方は人それぞれだと思いますが、自分を大切に、労わってみましょう。
私は冷え性なので湯舟に使ったり湯たんぽを使ったりして身体を温めたいと思います。
とりとめのない文章になりました。今後もゆるりと更新したいと思います。
よろしくお願いします。
上妻
(🍀)
こんにちは。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、私の観葉植物たち。
大好きで家でいくつか育てております。
どれも1000円以下のチープなものばかりですが、いつも変わらずそこにいてくれる心の癒しです。
一昨日のこと。
「乾燥してるからなぁ」と、いつもの様にお水をあげていたところ、葉っぱが肉厚で大ぶりのタイプの物が、何と根元からポキッと折れてしまいました。
ショックでした。
悲しかったです(;_;)
他は変わらず元気でしたが、大ぶりの葉っぱの物だけが腐ってしまいました。
ああ!何てこと。
あの緑が鮮やかな肉厚の葉っぱは戻ってこないのね。
顛末(てんまつ)により、思い浮かんできた反省点が2つありました。
①人間だってそれぞれ特性や個性があるではないですか。観葉植物だって同じ。
それぞれ違うってこと。
②ついついあげればいいものとジャブジャブ水をかけてしまいましたが、何事も適切な量があり、それを見極める観察力が大事らしいこと。
うーん。
なんだか子育てに通ずるではないですか。
適度、ほどほどをつかんでいくんですかね。
葉っぱは身をもって教えてくれたのかもしれません。
腐ってしまった観葉植物の行く末は・・・。
根っこだけ残し、見守っていきたいと思っています。
佐藤
(🍀)
高萩それいゆ病院、カウンセリングルームの佐藤です。
これから日頃感じている普段着的なことを、ささやかに大胆に発信していきたいと思っております。お付き合いいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
最近楽しいこと
写経にハマっています!(^^)!
きっかけは飛び込みで申し込んだ東大寺の写経体験でした。
今年8月の暑い中、朝から東大寺付近をもくもくと歩き回った私は、一時の涼を求めて思いついたのが写経でした。
「普通カフェでしょ」と突っ込みたくなるところですが、寺好きな私にとってこの選択に迷いはありませんでした。
広い和室に机がたくさん並ぶ中、それぞれの机上に筆と硯と墨が鎮座していました。部屋には私ともう一人女性の方の二人だけ。外は日本庭園の落ち着いた景色。そしてガンガンかかった冷房。そんな中、硯に水を入れて墨をシャーシャー擦る音だけが聞こえます。シーン・・・。
そして無心で向かう般若心経。頭を空っぽにしてただ書きます。・・・「今私は書いてます!」って感じで集中します。自分が紙と筆と一体化していると錯覚してしまうくらいに入り込むと楽しいです。
終わってみると達成感。私は穏やかに、ゆるーく元気になっていました。
「いいね。」この感覚を確(しか)とつかまねばと思いました。
今も気持ちがザワザワした時には写経をしています。日本庭園はないし、筆じゃなく筆ペンだし、写経用紙も100均で買った物。
でも3日坊主の私が、なぜか写経は続いています。
それはなぜかと問いかければ、あのゆるーく元気になった感覚を求めているんだなあと思うのです。 佐藤